特定技能外国人でビルクリーニング業はどの国がお勧め、介護業はどの国が相性いいなどある?

特定技能外国人でビルクリーニング業はどの国がお勧め、介護業はどの国が相性いいなどある?

2025.3.17

特定技能外国人の出身国別に得意不得意などのお国柄はあるのでしょうか。今回は入管法改正から現在までにいたる私の経験と独断に基づくことを最初にお断りしておきます。私自身、すべての特定産業分野を経験しているわけではないからです。
また、お国柄というものもあれば、業種特性というものもありますが、就職における適確性はあくまで個人の性格や能力、背景に依拠します。

ただ、はじめて特定技能外国人を雇用する担当者にとっては、どこの国の方を雇用すべきか迷うところです。あくまで一つの目安として読んでいただけますと幸いです。
とりあえずは3業種、他の実例を知りたい、という場合は個別にお問い合わせくださいませ。

外食業はベトナム人の定着を数多く経験しています

弊社が一番得意としているのは外食業です。そして多くのベトナム人が多数の飲食店で働き定着しています。店長職や、ベトナム人スタッフの取りまとめをしている方もいらっしゃいます。

ベトナム人は、日本に在住する外国人労働者としてもっとも大きい比率を占めています。技能実習制度が盛んであったころから来日し、日本全国各地の工場で日本の製造を下支えしてくれていました。

ある程度日本文化に接し、日本語を覚えたベトナム人は、さらに日本語会話を覚えたいという欲求が強く外食業を志望されます。日本料理をおぼえたうえで、母国で飲食店を開業したいというニーズも多いようです。

ビルクリーニングはインドネシア人の方に多く働いてもらっています

ムスリムであるインドネシア人は、食品に関する禁忌があるため、あまり外食業を目指しません。ただし、これもあくまで個人ごとの話。インドネシアでも都会育ちの方はあまり気にしません。

一般的には、真面目で優しい性格のインドネシア人労働者は、一生懸命楽しんで清掃業務に励んでくれます。そこまで高度な日本語レベルが求められないため、海外からの就労というのも盛んに行われています。(インドネシアは「送り出し機関」を通さずに直接雇用契約できます。)

介護はEPA諸国が有利ですが、その中でもフィリピン人の働きぶりに感動したことがあります

日本とフィリピンの間にはEPA(経済連携協定)のもとに、以前から介護労働者を受け入れてきました。そのため、フィリピン国内にも、介護に関する充実した訓練プログラムがあり、必要なスキルを持った労働者が多いのです。

また、英語が堪能なため、他の外国人労働者との間の連携にも役立ちます。日本の担当者からのお話を聞いて、高齢者への接し方に感動したこともあります。

まとめ

以上、簡単にまとめてみました。
ただ、繰り返しますがこれは私の感想です。

外国人労働者に関する書籍やコラムで、○○人は真面目、○○人は積極的、○○人は穏やかなどとひとくくりにした記載を見かけますが、私はその考えにはくみしません。

一人一人が、個別に、独特の個性を持っています。その個別の性格と慣れ親しむことが、労働者としてだけでなく人間として付き合ううえで何よりも大切なことだと思っています。

弊社、特定非営利法人SDGsHelloWorkでは、国籍関係なく一人一人の個性を見極め御社様にベストマッチする特定技能外国人をマッチングしております。

社内にベトナム人スタッフも常駐しておりますので他の支援機関よりも高度なサポートをお約束出来ます。
人手不足にお悩みの企業様はお気軽にご連絡くださいませ。