特定技能外国人の雇用時、ビルクリーニングで可能な業務は
特定技能ビルクリーニングについてみてまいりましょう。筆者も、特定技能制度が始まって早い段階から、ビルクリーニングスタッフの支援を行ってきました。ビルクリーニングもこれから特定技能外国人の増加が見込まれます。サービス系業種でありながら、日本語能力がそこまで必要とされない点が、求人企業と外国人求職者、お互いに人気の理由です。
新たな国々からの来日が見込まれます
筆者が支援してきたのはインドネシア人です。多くの方が女性です。
ビルクリーニングといっても、高層ビルの外窓をゴンドラやロープ頼りに清掃する作業はイメージしないでくださいね。特殊な訓練を受けた日本人でなければ危険です。
オフィス街の多くのビルの廊下などを、ビルの中で清掃する仕事がメインです。
ですので筆者の支援先は女性中心の採用でした。それぞれの薬剤の知識を勉強し、きめ細やかな行き届いた清掃を行ってくれています。
企業及び求職者のニーズが合致する第一の点は、上述したようにある程度の日本語能力があれば対応できるからです。最初は、覚えることも多いのですが、覚えてしまえばあとは毎日繰り返しの作業です。介護や外食ほどコミュニケーションが求められないため、外国人として、日本での就職の第一ステップとしてもってこいなのではないでしょうか。
ただし、給与水準があまり高くないため、今後はより貧しい国からの来日が予想されます。
第二の理由としては、各国で試験が多いためです。今後、試験についても述べていきますが、業界ごとに
試験回数が異なります。また試験実施国も様々です。特定技能ビルクリーニング試験は比較的受けやすいと言えるでしょう。
ビルクリーニングの場合、多くの場合は、一人でいくつものビルを担当します。また、急な欠勤があった場合は、担当外のビル掃除を急遽担うこともあります。また、担当するビルが変わることもあります。特定技能外国人の場合、ビル間の移動や、担当変更による転居などが負担になりますので適切にサポートしてあげましょう。
宿泊の代わりに就労が見込まれるビルクリーニング
ホテル・旅館においてビルクリーニング特定技能外国人が好まれるのはご存じですか。
ホテル・旅館に対応するのは、特定技能「宿泊」です。
ただし、この特定技能宿泊の受け入れがあまり進んでいません。業種試験も難しいようです。
制度設計の不思議なのですが、特定技能宿泊は主にフロント業務や接客業務に従事することが求められており、客室清掃やベッドメイキングは認められていません。
逆に、それが認められているのが特定技能ビルクリーニング。
不思議ですね。そのため重宝される就労資格なのです。
まとめ
本来は、身の回りの掃除は自分がするものですが、いまや年配の方々と外国人がほとんどになってくれています。出会った際には、是非「お疲れ様です」、感謝とあいさつは心がけなければなりませんよね。
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