特定技能外国人の業種別の日本語能力目安をご紹介
弊社のベトナム人スタッフは日本語能力試験N1です。さすがに職業紹介や登録支援機関業務はN1でなければ難しいですが、業種によってはN4、N3でも十分実力を発揮してもらえます。では、業種別に日本語能力の目安を見ていきましょう。
リアルな体験談をまずはお伝えしてまいります。
皆様、外国人雇用はうまく進んでいますでしょうか。かくいう弊社SDGsHelloWorkでも、なかなか悪戦苦闘しています。ベトナム人スタッフが主に候補者と連絡をとる役回りなのですが、わずか数名の会社の中の1名は大きな比重です。
日本人であれば阿吽の呼吸で伝わるところがなかなか伝わらない。そんな思いを抱きながらも、内なる多文化共生ができなければお客様に外国人材を勧めることはできない、と意思を強くしているところです。
前述いたしましたが、弊社のような職業紹介や登録支援機関業務、観光案内所などの係員などはN1でなければ難しいですが、業種によってはN4、N3でも十分実力を発揮してもらえますのでご安心戴ければと思います。
日本語能力試験(JLPT)と各業種に関して
「日本語能力試験(JLPT)」は国際交流基金と日本国際教育支援協会が世界各地で開催し、年間100万人以上が受験しているものです。「Japanese-Language Proficiency Test」の略でJLPTと呼んでいます。
主催者の説明では、N5が「基本的な日本語をある程度理解することができる」とされ、N1は「幅広な場面で使われる日本語を理解することができる」とされています。特定技能として働くことの要件の一つがN4以上であることです。N4であれば、基本的な日本語を理解してもらい、言語による意思疎通が可能だからです。
特定非営利活動法人SDGsHelloWorkは紹介料をもらい受けてはいませんが、人材会社の多くは業種によって、外国人の紹介料に差をつけています。業種によって必要とされる日本語能力が変わってくるからです。
工場関係や農業はN4の方が多いです
あくまで一般論であることをご承知おきくださいませ。特定産業分野には工場関係が多くあります。また農業もあります。その中でも単純労働の繰り返しがメインとなる職種の場合、N4の方が多く担ってくれています。最初は工場で働き、その後サービス業で働きたいという外国人を筆者はたくさん見てきました。やはり、単純労働の場合、日本人とコミュニケーションをとる機会が少なく、より稼ぐためにはより日本語を覚えたいという気持ちが強いようです。
飲食店はN3以上のご紹介が多いです
さてそのような理由で、工場で働いた技能実習生や特定技能の方々から、飲食店で働きたいという声を多くいただきます。特定非営利活動法人SDGsHelloWorkとしては、彼ら・彼女らの要望に是非応えたいところなのですが、ただし、日本語があまり通じない方を企業に紹介するわけにはいきません。必ずオンラインで「日本語チェック」を行うのですが、この人は紹介しても大丈夫だ、という人は大体N3に合格しています。
介護は最も日本語能力が求められN2以上の方が活躍しています。
最も日本語能力が必要となるのは介護かと思います。当然、他の仕事も大事ですし、労働災害のリスクなどを考えれば日本語能力が高いに越したことはありません。ただ、介護の場合は、自身の危険予防のみならず、人の命を預かる仕事です。ですので、N2以上の能力があった方がいいと思います。また福祉職は記録が大切です。利用者さんが1日どのように過ごしたのか、それを他のスタッフに記録として共有しなければなりません。
そのため、特定技能介護に限っては、JLPTだけではなく、「介護日本語評価試験」の合格も特定技能在留資格を取るための要件とされています。
まとめ
と書いてきましたが、あくまで目安と考えてください。JLPTは、文字・語彙・文法・読解・聴解に関してマークシートで答える試験です。ですので、実は日本語会話力と直結するわけではないのです。N4でも結構話せる人はいますし、N2なのになかなか伝わらないという場合もあります。
特定非営利活動法人SDGsHelloWorkは、なるべく日本語会話能力を伸ばしてもらいたい、という趣旨のもと、毎週1回オンラインにて日本語教室を開催しています。外国人材は日本語の習熟にとても熱心です。定着を図るためには、会社での定期的な日本語教室の開催もとても重要かと思います。
ここが他の登録支援機関とは大きな違いであり、弊社の強みでございます。
右から左へ適当に外国人人材を流すような事はせず、適切で優秀な人材を育て適所にご紹介をするというクライアント様も外国人人材もWIN-WINな関係を築いてまいりたいと思います。
