「技能実習」と「特定技能」
SDGsHeLLoWork 代表岸本です。
外国人に関して、まだあまり説明していませんでした。
ざーっくりと説明いたします。
日本で暮らす外国人は、必ず何らかの在留資格を持っています。
大きく分けて2つ。
身分系の在留資格は、「永住者」や「日本人の配偶者等」が有名です。
身分系の在留資格の方々は、就労制限がありません。
それに対して就労系の在留資格があります。
「経営・管理」、「医療」、「教育」など、それぞれの資格に応じた仕事しかしてはいけないことになります。
上記の就労資格は、高度な知識、技能に基づくものです。
単純労働者に関しては、日本政府は原則入れない方針でした。
要するに移民が増えるとヨーロッパみたいに大変になっちゃう、という考えですね。
ところが、日本のなかにも、日本人がやりたがらない仕事があります。
いわゆる3K労働「汚い」「きつい」「危険」なものです。
移民は入れたくないけれども、低賃金長時間で3K労働を行う人は必要だ、そこで考えられたのが「技能実習制度」です。
実際の制度の成り立ちまではわかりかねますが、実態の説明はこんな感じ。
うーん、でも実際にこの恩恵に浴していたのが私を含む日本国民なんですよね。
「技能実習制度」はあくまで、日本の技能を学んでもらって、それを母国に帰って活かしてもらうというたてつけです。ですので、例えば3年の実習計画の場合、3年間は同じ企業で実習を行わなければなりません。
いい会社に当たればいいのですが、悪質な企業に勤めることになったらさあ大変です。セクハラ、パワハラ、反抗できなければ失踪するしか道はありません。
母国にはない原発の除染作業をさせるなんて事件もありました。
以上がいわゆる「技能実習」の負の歴史。
これに対する批判もあって登場したのが「特定技能」です。
「技能実習」なんて建前はやめて、一定の要件のもと、労働者として受け入れようと入管法の改正がありました。
それでは「特定技能」外国人は、いい労働条件で幸せな暮らしができているのか?
SDGsHelloWork結成のきっかけはここにあります。
さて「特定技能」外国人の運命や如何に。
続きはまた次回。
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SDGsHelloWork 代表 岸本貴久