気になる特定技能外国人の登録支援機関の費用相場を比較しよう

2024.12.26

外国人の支援を行っていると、費用の話がよく聞かれます。人手不足とはいえ人件費を少しでも抑えたいのは当然ですね。そもそも外国人を安い労働力と考えてはいけないことはなんども記載してきました。法律でも、日本人と同等以上の労働条件が求められています。そうなると、紹介料など諸経費を少しでもおさえたいところです。では、登録支援機関の費用相場を比較していきましょう。

インターネットを調べてみました

さて、早速ですが、インターネット上で料金を表示している、外国人紹介で有名な会社を3社調べてみました。(あくまで目安であり、介護人材など業種によってはさらに高くなる場合があります。)
特定技能外国人制度が始まった当初と比べて、紹介料は安くなり、逆に支援料が高くなったようです。以前は、紹介料300,000円などが相場でしたが軒並み下がっていますね。

P社の場合

まずは、外国人労働者の就業支援を専門としており日本での生活支援や文化理解の促進も行っているP社について。紹介料:約50,000円~100,000円、ビザ手続き料:約30,000円、月々の支援料:約30,000円~50,000円とされています。

G社の場合

外国人労働者のスキルアップやキャリア開発を重視し労働者の長期的な定着を目指すG社の場合は、紹介料:約70,000円~150,000円、ビザ手続き料:約40,000円、月々の支援料:約40,000円~70,000円です。全体的に高めですね。

R社の場合

大手人材紹介会社の子会社です。インターンシップやインタビューイベントを通じて、企業と労働者の交流を促進しているR社の場合。紹介料:約60,000円~120,000円、ビザ手続き料:約35,000円、月々の支援料:約35,000円~60,000円と記載されていました。

まとめ

有名な外国人材紹介会社を3社調べてみましたが、前述のとおり紹介料自体は下がっていますが、支援料は従来よりも高くなっています。おおよその支援期間は、一人当たり平均36か月といわれています。退職・転職・特定技能2号移行などのため、60か月(5年間)の支援とはいきません。

ただし、支援料×36か月分で稼いだ方が儲かるという経済合理性に集約されてきたのでしょうか。

特定非営利活動法人SDGsHelloWorkは、上述の3社に比べると格安といっても過言ではないでしょう。紹介料0円、ビザ手続き料0円、月々の支援料25,000円ですので、どれをとっても安いです。

ただしこれには理由があります。
まず、株式会社ではないため無理に儲ける必要はありません。株主はステークホルダーとして存在しないのです。

また、外国人がブラック企業に入社してしまった場合の逃げ道を作るため、多くの優良求人を頂かなければなりません。また、NPO法人であるからこそ、全国のボランティアさんの力をお借りすることも可能です。

結果として、特定非営利活動法人SDGsHelloWorkは、どこよりもお安く、外国人材の人権と法律をしっかり守る、そんな組織体となりました。

もしよろしければ、人手不足企業様に拡散・紹介していただけますと幸甚です。