天后宮(ティエンハウ廟)の線香と煙

コストを掛けずに優秀な外国人人材を採用する方法は

2024.8.2

人口動態をみれば、今後日本人の生産年齢人口が加速度的に減っていくのは論を待たないところでしょう。であれば、早めに外国人材の活用を考えていくことが、今後の競争優位につながっていくでしょう。外国人と一口に言っても「高度人材」から現場作業まで多種多様です。そして、様々な支援の必要から、日本人を雇用するより若干高くつくことは以前に述べました。それでもやはりコストは抑えたいですよね。極力コストを抑えて、優秀な外国人材を採用する方法を見ていきましょう。

従業員からの紹介(リファーラル)

筆者は、普段、社会保険労務士の仕事をしています。最近、顧客の中で増えてきたのがリファーラル採用です。従業員自身の人的ネットワークを通じて人材を採用する手法です。いい人材が採用できた場合には、リファーラル手当を支給しています。あくまで給与として支払うから許されているのであって、従業員が事業として行った場合は職業安定法に抵触しますのでご注意ください。

コストのかからない外国人採用といえば、リファーラルなどと難しい言葉を使わなくてもこれが一番のお勧めです。どの国の人々も、日本という異国で暮らす中でコミュニティを形成しています。そして、この会社に入ればたくさん稼げる、という噂は一気に広がり行動につながります。

キーパーソンとなる外国人従業員に丁寧に接し、友達を紹介してもらうのが一番コストのかからない方法でしょう。逆に言えば、悪いうわさもすぐ広まってしまいます。

SNSを使った直接採用

人材紹介会社から紹介してもらうと必ず紹介料がかかります。エンジニアなどの場合は年収の2-3割、現場作業の場合は30万円くらいが相場でしょうか?
コストをかけないのであれば、直接求職者にアクセスする方法もあります。といってもかなりの労力は必要です。ニーズが1人や2人の場合はお勧めいたしません。数十名規模の人材が必要な場合は挑戦してみる価値があると思います。

外国人は普段はホームページなど見ていません。アジアの多くの人々はFacebookをはじめとするソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を利用しています。電話も、FacebookやLINEなどを使っています。
例えば、Facebookのグループに、在日外国人が集まるグループが多数存在します。そういったグループに求人内容を書き込むのも一つの手です。労働条件のいい求人であれば、多くの外国人が手を挙げるでしょう。

まとめ

そうはいっても、なかなか自社で直接声がけするのもなかなかの労力がかかりますよね。本当に会社の基幹的戦力として長く働いてくれるのであれば、人材紹介会社に高い費用を支払うのも有りですが、人間ですのでいつ転職するかわかりませんし、転職を止めるわけにもいきません。

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