特定技能外国人が力を発揮出来る相性の良い得意な業種や職種は?

2025.1.7

特定技能制度が始まって約5年。特定非営利活動法人SDGsHelloWorkは、その前身の法人での支援も含めると、おおよそ30名の外国人の支援に携わってきました。相性よくうまくマッチングしたケースもあれば、会社側、外国人側それぞれに問題があり、お互いに苦労したケースも見てきました。
特定技能外国人は、どの様な業種・職種で力を発揮してくれるでしょうか?弊社の経験に限ってですがお話したいと思います。

ビルクリーニングはインドネシア人が得意!?

弊社の経験としては、ビルクリーニングでインドネシア人女性たちが活躍してくれました。特に、インドネシア人が掃除好き、というわけではございません。

この5年間の労働市場の問題だと思います。なかなか、日本人労働者は清掃業務を選んでくれません。そこで外国人にお願いすることになるのですが、コロナ禍あけでは、外国人の多くも母国に帰ってしまいました。

そんな中でも、日本に残っていた外国人(ベトナム人、中国人)は、ある程度日本語ができるため、やはり、賃金の高い業種・職種を選びます。たまたまかも知れませんが、インドネシア人の特に女性労働者がビルクリーニングで活躍してくれました。

言葉の支援は大変でしたが、筆者には、メリーポピンズのように楽しそうに見えました。

ベトナム人は外食で日本語能力の上昇を目指します

他に、顕著にみられた傾向としては、ベトナム人技能実習生の、特定技能外食への移行志向です。技能実習生として、3年若しくは5年、日本の工場で働いてきたベトナム人たち。

彼らの欲求の傾向は、もっと日本語を上達して稼ぎたいというものです。工場では、なかなか日本人と話をする機会がない、だけれども、特定技能制度ができて、飲食店ではたらけば日本人と話をする機会が増え、日々勉強している日本語がもっと上達できる、そんな志望動機のベトナム人をたくさん見てきました。

最終的にはお金の為であったとしても、日本人と交流して日本語を学びたい、という志望動機はうれしいものでした。

まとめ

あくまで、弊社の少ない経験でのお話。今後更なる国際化で、どこの国の方々がどのような動きを見せるのか、日本のどこに興味を示してくれるのか、興味と期待を持って眺めています。

もはや世界は一つです。国籍に関わらず、すべての人が少しでもやりがいのある仕事を求めて、幸福を追求していく姿をこれからも応援したいきたいと思います。